こんにちは証写真村上です。
みなさんはフルマラソンを完走したことはありますか?
私は友人M氏に誘われ一度だけ参加したことがあります!
今回はそんな人生で初のフルマラソン完走した経験を書き書きたいと思います。
フルマラソンは誰でも一生のうちに一回は走ってみろ!
これが私がフルマラソンを完走して一番感じたことです。
あくまで『一回は』です。
私はもう二度と走りません。
二度あることは三度あるといいますから、一度でやめておきます。
結果から言うと私は完走しました。
その【完走】という結果よりも【過程】でいろいろ考えさせられたんです。
・達成感
・全身全霊を出し切る
・一人では何もなしえないと思い知らせられる
・1歩1歩が大事 千里の道も一歩より
・仲間が増える
・自信につながる
・目標って大事
・自分の力量を知ることって大事
これが私がフルマラソンを完走して勉強になったことです。
ここからは当時の記憶を2022年9月9日の私が思い出しながら
ダラダラ書き綴ります。
長くなりますので、時間のある方・興味のある方はご覧ください。
文中「完走」と書いていますが、実際には「完歩」が近いです。
まず私がフルマラソンに挑戦するきっかけになった友人ですが、
高校の友人で私の結婚式で友人スピーチも引き受けてくれたM氏です。
そんなM氏がマラソンにハマっていて熊本城マラソンを完走した!という話を聞き
翌年に熊本城マラソンを一緒に走るよう誘われました。
どんな格好で走る?とかどこに泊まってどこで飯食う?など盛り上がていました。
そして二人ともエントリーして二人とも当選!!
ということで練習をちょっとだけして本番w
私は初挑戦枠ということでM氏よりも前のブロック。
大体15分遅れでM氏がスタートし5kmくらいで合流!!
いざ一緒に走るのかと思ったら!M氏テンション爆上がりで全くペースを考えていない。
そんなM氏に付いて行くと私はゴール出来ない気がしたので、『先に行って』と…
『一緒に走ろうぜ~!』と誘われて、テンション上がって『一緒に完走しよう』と
張り切って走ったら…
一緒に走った距離2kmくらい。
時間でいうと10分くらい。
俺ってあいつに誘われて一緒に走るんだと思ってたんだけどな~
俺どこまで走ろうかな~
一人で走らなんならもうやめようかな~
とか考えながらとりあえず嫁さんが応援してくれているポイントまで頑張ることに。
嫁さんはお腹が大きくなった時期でしたが寒い中応援に来てくれていました。
嫁さんに『M氏は?ピカチュウはもう行った?』と聞いても、
通ったか分からない様子。
どんだけハイペースなんだよと思いながらとりあえず続行。
大会のアプリで調べると私は15km地点、M氏は20km地点。
これなら熊本新港線の折り返しで会えるんじゃないかと思いました。
とりあえず棄権するのは後にして、折り返しの道で向かい側の道を走っているM氏と
会おうと決意したんです!
ここからがきつかった...
まず左ひざの外後ろ側の関節?筋?が痛い。
地面に左足が付くたびに電気が走ったようなビリッとした激痛。
筋肉の疲労ではない。
もう走るとかそういうレベルの話ではなく、歩くのも苦痛で顔が歪む程。
それでも歩きました。というよりケンケンしました。
そんな私を沿道で応援してくださっている方や、スタッフの方はさすがに
「大丈夫?頑張れ!!」と応援してくださいます。
中にはチョコレートをくださる方や、飴玉をくれる小さな女の子
スプレータイプのシップをしてくれるスタッフの方。
この周りからの応援がありどうにか折り返して向かい側を走っている人が見える
1本道へたどり着きました。
しかしそこにはM氏の姿はありません。
そう...
もうとっくに先へ進んでいたんです。
どういう神経をしているんだM氏。
俺をマラソンに誘っておいて、俺を置いて先へ行く。
折り返しの道ですれ違うはずだからともうちょっと頑張れ!と
俺の応援をしてくれてると思いきや、もうそこにはいない君。
もうマジで無理だ。と思っているとM氏から連絡が。
ゴールしたよ^。^
はい〇んでくれ~
まじで参加しなければ良かったとこの辺りで後悔をしていました。
15000円払って、こんな痛い思いをして俺は何やってんだ。
もうバスに乗って帰ろうか。と
でももうこの時点で30㎞を超えていたんです。
あと12㎞。ここで諦めて、辞めて、バスで二の丸公園に戻ったら本当に
何やってんだってなるんじゃないか!?
もうちょっとで35㎞第6関門。これを制限時間内に通過できるのか?
と気になりM氏へ電話をしました。
回答は1㎞を10分ペースで行けば間に合う!余裕じゃん!って感じで帰ってきました。
何が余裕じゃ~~~~!!!!
俺は左足を地面につけることができないんだぞ!?
マジでケンケンだけで5㎞くらい来た。
この5㎞を50分くらいで来てる。ギリギリじゃん!?
もう間に合わなければそれでゲーム終了。
蓮台寺橋前のトンネルを抜ける前にロンドンハーツの金髪の方の田村亮さんに抜かれます。
うしろからすごい群衆が私より速いスピードで走ってきます。
その中心にいたのが田村亮さんでした。
芸能人も走ってんだと考えながら、抜かれたくね~と思って必死に一歩一歩足を進めますがなんせケンケンで進んでるようなもんですからあっという間に抜かれちゃいまいた。
今考えればあの時無理する必要なかった。というかどう考えても抜かれて当然な状況w
そして蓮台寺を渡り切ったあたりで沿道の方からスプレーのシップをしてもらいます。
その先にもスプレーを持った人がちらほら。
お願いします。と持っている人を見るとスプレーしてもらいました。
先のほうには関門がありますが『目の前にあるスプレーを持った人』が
その時の私の前に進む小さな目標でした。
まずはあの人のところまで。次はあの人所まで。という風に少しずつ少しずつです。
すると、沿道から「あと15分で関門が閉じますよ!!!」と聞こえてきました。
ここでめちゃくちゃ焦ります。場所でいうとファミリーマートけやき通り店を過ぎたあたり。
距離でいうと関門まで1㎞ちょいという感覚。
ギリギリ間に合う!
この1㎞が長い。とにかく1歩。まずは1歩。
歯を食いしばって1歩。
けやき通りを左に曲がり平成大通りに出ると関門。
「あと5分~!がんばれ~!」
「あと3分~!あとちょっと!!!」
「あと1分~!がんばれ~!!!!!!!!」
「ここまでで~す!!」
私は最初に書いた通り間に合ってますよ!?
あと3分の時に関門を通りました。
この時正直うるっっときていました。
間に合ったという安心感と、ここからはゆっくり行っても今のペースで間に合う安ど感。
ここから先は激痛もあるのになぜか足が前に進みました。
途中専門学校でお世話になった先生にお会いし応援してくださったり、
見ず知らずの私の足をマッサージしてくださった整体師の方。
沿道の応援もめちゃくちゃ多く、止まっていることができないくらい
後押しされました。
このマッサージをしてくれた方は沿道の応援ではなくランナーでした。
藤崎台野球場横の登り坂をゆっくりケンケンで進んでいた時に
「辛そうですね」と声をかけてもらいました。
「私整体師をしているので少しマッサージしましょうか?」
と言っていただき、お言葉に甘えて左足をマッサージしてもらいました。
その後、一緒にゴールまで走りました。
最期の力を振り絞るってこのことを言うんだな。と考えながら6時間以上歩きっぱなしの体に鞭を打ち一緒にゴールをしました。
そこには私のゴールを笑って祝福しているM氏w
疲れたw
お前早すぎるんだよw
とか言いながら無事再開w
ここからは本当にあまり記憶にないんです。
荷物を受け取りに行きホテルにどうやって移動したんだっけ!?
そんなこんなで2017年2月19日 熊本城マラソン完走でした。
記録は
6時間44分13秒
8616位/10120人中
と散々な記録ですが、フルマラソン完走というやりたいことリストは一つクリアです!!!!
誰に何と言われようと6時間44分歩き続けた自分を褒め称えたいですw
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